オフィスで知っておきたいOA用品の基礎知識
日々のオフィス業務では、コピー用紙やFAX用紙、帳票用紙などのOA用紙を当たり前のように使っています。この記事では、ビジネスの現場で役立つ「OA用品の基本知識」についてわかりやすく解説します。
OA(オフィス・オートメーション)とは?
「OA」とは Office Automation(オフィス・オートメーション) の略称で、オフィスで行われていたアナログな事務作業をコンピュータ技術によって自動化・効率化する取り組みを指します。
この考え方は1970年代に登場し、以降、コピー機やファクシミリ、プリンターといった電子機器が普及していきました。これらの機器を総称して「OA機器」と呼び、それに使用される用紙類を「OA用紙」と呼びます。
現在では「OA化」という言葉よりも、「IT化」「デジタル化」といった表現が一般的になっていますが、オフィス運営の根本にある「自動化・効率化」という目的は共通しています。
OA用紙のサイズ規格:A系列とB系列
OA用紙として最もよく使われるのが「A4」「B5」などのサイズです。これらの用紙サイズには、明確な規格と由来があります。
A系列の特徴
A系列は、国際標準規格(ISO 216)に基づいたサイズで、ドイツの物理学者によって提案されました。A0判(841×1189mm)を基準に、半分に折るごとにA1、A2…とサイズが小さくなっていきます。
B系列の特徴
B系列は日本独自の規格で、古くから使われてきた「美濃紙」をもとに定められました。A判と同様に、ルート長方形と呼ばれる「白銀比(1:√2)」の比率で構成されています。
- A系列(mm)
- A0:841×1189 / A1:594×841 / A2:420×594 / A3:297×420 / A4:210×297 / A5:148×210 / A6:105×148 / A7:74×105 / A8:52×74 / A9:37×52 / A10:26×37
- B系列(mm)
- B0:1030×1456 / B1:728×1030 / B2:515×728 / B3:364×515 / B4:257×364 / B5:182×257 / B6:128×182 / B7:91×128 / B8:64×91 / B9:45×64 / B10:32×45
出力機能の進化と業務効率化
最近のOA機器は、単なる印刷機能にとどまらず、多機能化が進んでいます。たとえば、複合機には以下のような機能が搭載されています。
- 高画質のカラー印刷
- 両面・冊子印刷などの省資源印刷設定
- スキャンデータのPDF化・クラウド保存
- ネットワーク経由でのリモート印刷
これらを適切に使いこなすことで、印刷コストの削減や情報共有のスピードアップが実現し、オフィス全体の業務効率を大幅に高めることができます。
OA用紙を選ぶときのポイント
用紙の選定は、印刷品質や機器の寿命にも影響します。以下のポイントを意識しましょう。
- 対応機種を確認:レーザープリンター用トナーにはコピー用紙、インクジェットには専用用紙を選ぶ。
- 厚みと白色度:企画書などは高白色タイプ、帳票類は標準厚タイプが適しています。
- 保存性:感熱紙は長期保存に向かないため、領収書や契約書は普通紙で印刷するのが安心です。
まとめ
OA用品は、オフィス業務の効率化を支える重要な存在です。印刷機器や用紙の特性を理解し、適材適所で使い分けることで、コスト削減と品質維持の両立が可能になります。オフィスのペーパーワークを見直す際は、ぜひこうした基本を押さえておきましょう。
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