レーザープリンターを長期間使用する場合、トナーカートリッジやドラムカートリッジなどの消耗品をまとめて購入して在庫として保管することがあります。安価なタイミングで購入したり、予算の余剰分を活用したりするケースが多くあります。しかし、保管状態を誤ると、使用時にプリンターが正常に動作しないリスクがあります。

カートリッジ保管の基本ルール

レーザープリンター用のカートリッジは光や熱に弱いという特性を持っています。以下の点に注意して保管することが重要です。

• 直射日光を避ける：光によってドラムが劣化するため、暗所での保管が推奨されます。
• 温度管理：高温や低温の環境は避け、室温での保管が望ましいです。
• 正しい向きで置く：カートリッジの箱には推奨される向きが記載されています。立てたり裏返したりせず、指定された向きで保管しましょう。
• 開封後は速やかに使用：開封したカートリッジはなるべく早く装着して使用することが基本です。誤って開封してしまった場合は、元の梱包状態に戻すことで保管が可能ですが、光や温度管理にさらに注意が必要です。

ドラムカートリッジの特性と注意点

トナーカートリッジに比べて、ドラムカートリッジは特に保管中の劣化が起こりやすい消耗品です。ドラム部分は感光体を使用しており、光に非常に敏感です。そのため、箱や梱包袋の黒色の袋に入れられているのは、この光による劣化を防ぐためです。

長期保管のポイント

保管場所

直射日光が当たらない、温度が安定した場所に保管

向き

箱に記載された向きで水平に置く

開封後の対応

速やかに使用するか、元の梱包に戻して暗所で保管

温度管理

高温・低温の環境を避け、湿度も過度に高くない場所を選ぶ

まとめ

レーザープリンター用のカートリッジは、光や温度に敏感な消耗品です。まとめ買いや長期保管を行う場合は、保管環境や向き、開封後の扱いに注意することで、プリンターのトラブルを防ぎ、消耗品を安全に使用することができます。